作品F4サイズ(33.3×24.2)
こちらの絵の場所も、前回同様歌川広重の「名所江戸百景」に関口の上水端の神田川の風景がに描かれています。
新緑が眩しい季節、旧熊本藩細川家の下屋敷跡、肥後細川庭園を訪ねました。私のお気に入りの散策スポットです。永青文庫や講談社野間記念館など日本美術を堪能出来る施設もあり、四季折々の花と共に楽しむ事が出来ます。
肥後芍薬は今から250年ほど前、熊本のお殿様たちが、大切に育てた貴重なものです。こちらの庭園でも大事に育てられています。
絵の背景にいる女性は大正から昭和初期に流行した華やかでモダンな着物を着ています。昨年秋にこちらの松聲閣と言う施設で「アンティーク着物」の展覧会が開催され、庭園にも愛好会の方が散策されていました。見ているだけで明るく華やいだ気分になりました。
この華やかなりし時代の前にも日本には、様々な困難な出来事がありました。今の日本もこの難局を乗り越えた先に、きっと心が華やぐ様な新しい文化、芸術が生まれる気がします。
頂いた綺麗なパンフレットに今年も秋に開催される予定とありました。是非開催される事を願っています。