12月14日、久しぶりに目黒で下車し目黒区美術館を訪ねました。住宅街の中を抜けると道に迷ってしまい、偶然壁に描かれた素敵なアート作品に出会いました。

東京都立芸術高校の美術科の有志の皆さんが、東日本大震災の年に復興を願い描いたそうです。

黒一色で描かれた表情豊かな人物と、背景の色使いがとても洒落ていて何とも幸せな気持ちになりました。
「色の博物誌 」の展覧会の前に気持ちが高まります。
ようやく、会場に着きました。

会場内は撮影出来ませんが、入口の写真が素敵でしたのでご覧下さい。

上の絵は「備前の国絵図」です。とても大きなものです。私が作品作りに使っている「緑青」や「群青」「朱」などがふんだんに使われ、300年以上も前のものとは思えない美しさでした。

岩絵具の元になる藍銅鉱や孔雀石などの天然石も展示されていて感動でした。

下の浮世絵は鳥居清長の作品です。朱や黄色の染料の紅花やウコンが記されています。
岩絵具とは違う染料の美しさを見ることが出来ました。

自然の色を大切にした日本人、日本の色の繊細な美しさを感じる貴重な展覧会でした。

雨上がりで近くの公園の緑や紅葉もしっとりして輝いていました。

お花屋さんもクリスマス一色です。

もう直ぐやってきますね。

 

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