文京区にある肥後細川庭園は、熊本の細川藩の下屋敷でした。入った瞬間タイムスリップしてしまうかの様な趣のある景観。そんな庭園の中の松聲閣と言う建物でアンティーク着物展が行われていました。本年で7回目となる展覧会。今回のテーマは「花リレー」〜いきものとともに〜 です。

快晴の秋空が池に映り清々しい気分になりました。松聲閣が見えてきました。

入口には肥後六花をイメージした着物が飾られ華やか気分になりました。パンフレットを頂き一点ずつ花言葉や模様やコーディネートの説明がわかりやすく載っていました。楽しみ方が倍増しますね!

山茶花とアールデコ調の帯の組み合わせです。
椿と南天の新春の装いです。

第1会場には春、夏の花たちが彩り豊かに展示されていました。

左は芍薬、右はパンジーのお着物です。
菜の花のシルエットに蝶が舞っています
帯も帯留めも紫陽花尽くしです。
モダンな花菖蒲のお着物に波うさぎの帯の組み合わせです。

第2会場では秋、冬の花たちと艶やかな振袖が展示されていました。

よく見ると菊の羽織の柄の中に洋犬が見えます。
椿に格子。帯の日本刺繍も素敵です。
春の訪れを感じさせてくれる白梅の柄です。
ともに華やかな薔薇の帯です。

まだまだご紹介さしたいものがたくさんありました。昭和の始めの華やかなりし日の着物を見せて頂き、母の面影を感じました。

また会場のスタッフの方やお客様もアンティーク着物をお召しになっていて、気分が高まりました。丁寧にご説明頂きありがとうございました。秋晴れの一日、とても豊かな時間を過ごす事が出来ました^_^