11月5日(日)秋晴れの休日、知人に寅さんとさくらさんの銅像を描いて欲しいと頼まれ、柴又帝釈天に行きました。

柴又の駅を降りると、すぐに寅さんとさくらさんの銅像がありました。

参道には昭和の面影が残る居酒屋さん。昼から空いています。参道には草だんご屋さんがたくさんありました。

どこも美味しそうで迷ってしまいます。他にも手焼きのお煎餅や佃煮屋さんなど下町の風情があり、賑やかでとても楽しい気分になります。程なくすると帝釈天に到着しました。

お参りをした後、帝釈堂の中に入ると入口に早速犬の彫刻を発見。可愛い表情と背景の竹の重なり具合に早くも感動。

角を曲がると「彫刻ギャラリー」と書かれた看板が。これは是非見なくては、と胸を高鳴らせチケットを購入しました。

いきなり心和む天女や仙人さまの姿に釘付けになりました。

そしていよいよ法華経の説話を題材にした10枚の彫刻のコーナーへ‥。説話が分かりやすく書かれていて創造以上に素晴らしい技術と豊かな表現に感動で胸がいっぱいになりました。

こちらは「慈雨等潤の図」の一部。地上に舞い降りた天女たちです。

もう一枚、「多宝塔出現の図」。人々が歓喜に震え祈りを捧げる姿です。

これらの彫刻は、大正11年に加藤寅之助師が「法師守護の図」を完成させ、その後9人の彫刻家に制作を依頼したしそうです。それにしても大正時代にこんなに高い技術を持った彫刻家がいたんですね。

1階には季節の花と鳥を組み合わせた彫刻がありました。こちらは白鷺と樫です。

龍の彫刻と共に迫力があります。

再び2階に上がると彫刻に夕日が差してまた見え方が変わり、再びじっくりと観てしまいました。

帝釈天のそばには、山本亭という大正時代の和洋折衷の素敵な建物と純和風の庭園も見ることが出来ます。

今日はお琴の演奏会が行われていました。庭園を眺めながら和の音色を堪能しました。

柴又帝釈天は寅さんだけでなく、心を豊かにしてくれるスポットがたくさんありますね。

また、是非ゆっくりと訪ねてみたいです(^_^)

 

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