暖かな春の日差しを浴びて、春のアート&グルメツアー終了しました。新橋駅から徒歩5分程、オフィスビルの谷間から旧新橋駅停車場が見えてきました。

ちょうど10 年前に私が屏風絵を描いた頃より石造りの風格が出て、いい雰囲気になってきました。これから先も時の流れと共に重厚感を増していくのでしょうね。

 

隣が展覧会場パナソニック 汐留ミュージアムです。

パナソニック創業100周年記念「日本の四季」近代絵画の巨匠たち
*東山魁夷、川合玉堂、竹内栖鳳、梅原龍三郎など松下幸之助が収蔵したコレクション60点が展示されます。

会場に入り、20号位の作品が並んでいるのを見て、すぐに松下幸之助さんの後ろ姿が浮かんできました。絵を見ながら何を思ったのだろう、と勝手な想像をしてしまいました。

特にバラの絵がお好きだった様で、梅原龍三郎や林武の作品がたくさんありました。どれも色彩やタッチが全く色あせず、力が湧いてくる様な作品でした。

昭和の画家では小倉遊亀の作品がたくさんありました。特に私が印象に残ったのは、お気に入りの器に無造作に生けられた桔梗の作品です。紫の微妙な色合いやたらし込みがとても生き生きとした花の輝きを映し出しています。

もう1人今回印象に残ったには堂本印象です。印象派のようなタッチで日本の水辺の風景を優しい眼差しで描いています。

写真をお見せ出来ないのが残念です。最後に橋本明治の作品のレプリカが写真撮れましたのでご覧下さい。

館内には、松下幸之助を敬愛するビジネスマンの姿もたくさん見られました。絵は日常と掛け離れたものではなく、日々の暮らしに溶け込み心癒されたり明日への活力となったりするもの、と改めて感じさせてくれる展覧会でした。

ランチは、先程の旧新橋停車場の中のライオンで頂きました。昭和のレトロなメニューでした。皆さんでオムハヤシを食べました。

新橋駅に戻り、久しぶりに私が屏風に描いたSL広場に行きました。こんなに大きかったかと思う程堂々とした姿でした。

 

お土産は、老舗の和菓子屋さん新生堂さんの「切腹最中」です。そのネーミングがマスコミでも話題になりました。こちらの和菓子屋さんの場所が浅野内匠頭が3月14日に即日切腹された場所にあるそうです。

中に求肥が入っていてあんこもとても美味しかったです。他にも忠臣蔵にちなんだ和菓子がいろいろありました。

今日は皆さんと絵を見ながら、明治から昭和の時代の変化を感じ、私の絵のタイトルの通り新橋の今昔を回想出来た楽しく唯意義な一日でした。

 

 

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