3月17日(日)桜の開花が嬉しい季節、六本木の泉谷博古館分館に「木島櫻谷展」を見に行きました。明治に生まれた京都の日本画家ですが、ほとんど知識がありませんでした。日曜美術館で迫力あるライオンの水墨画を見て、是非ゆっくり観てみたいと思っていたので期待も高まります。

いきなりイノシシの水墨画の迫力に見入ってしまいました。しかも20代の作品です。若い頃から才能が開花していたのが分かります。

鹿やキツヌに竹の屏風絵も生命力溢れ、凄い!の一言です。そして、テレビで見たライオンの屏風絵ととの対面です。櫻谷が20代後半に描いた作品です。

線を描かず油絵の様なタッチで描いたライオンは、躍動感があり画面から飛び出してきそうです。目は希望に溢れ、真っ直ぐ先を見据えている様です。

 

もう一枚50代の時に描いたライオンがありました。写真がなくて残念ですが、こちらは墨の滲みを生かし、丹念に墨を重ねて描かれています。ライオンの表情も円熟味を増した作者の人間性を感じます。一筋に絵の道を生きた作者の自画像の様にも‥。とても心に残る作品でした。

作品の他に墨の線で描かれたスケッチもとても見応えがありました。特に印象に残ったのは、画塾で仲間たちが鳥を写生している後姿を描いたものです。それぞれの背中の骨格まで感じられる描写力。線一本の大切さを知りました。

感動冷めやらぬうちに会場を出ると、一本のしだれ桜が。豊臣秀吉が愛した醍醐寺の桜のクローン桜だそうです。

染井吉野も少しだけ咲いていました。

「木島櫻谷展」はこの後Part II  があります。「四季連作屏風」を一挙公開だそうです。

今日は墨の奥深い世界と作品から溢れる作者の深い人間性をしみじみと感じました。次回またどんな世界に出会えるか、今からとても楽しみです。

 

 

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