暑さ厳しい一日、日本画の顔料を買いに小川町にある老舗の画材屋さん「得應軒」さんに行きました。

ビンに入った岩絵具がたくさん並び、日本の色の美しさに魅せられます。創作意欲も湧いてきます。

今日は、「江戸藍」と「珊瑚色」「岩淡群色」を買いました。それから、「霞」と言う細い線を描くための筆も購入しました。

日本橋で和紙を買ったあと、三越の美術画廊によると、「小村雪岱作品展」を開催していました。

大正から昭和初期に泉鏡花、吉川英治などの挿絵を数多く手掛けています。線描の美しさと繊細な表情に魅了されまいた。

背中を向けた男性が5、6人いる挿絵がありました。その背中からそれぞれの悲哀の表情が伝わってくるのです。泣いている人、涙を堪えている人・・。その描写力と人間観察力の凄さを感じました。絵をお見せ出来ないのが残念です。

 

「小村雪岱」の挿絵に刺激を受け三越を出ると、素敵なシャッターを見つけました。私の大好きな「川瀬巴水」と「歌川広重」です。さすが日本橋ですね。

夕方5時に日本橋に灯りがつきました。まだ、明るいですがとてもムードが出ますね。

今日買った画材で何を描こうか、やはり日本橋は想像力を駆り立てる粋で素敵な街ですね(^_^)

 

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